蓮馨寺|川越・小江戸七福神めぐり第5番・福禄寿神

小江戸川越七福神めぐりの第五番・福禄寿は蓮馨寺に祀られています。

ご本尊には阿弥陀如来が安置されており、その他に蓮馨寺の開祖の「感誉存貞上人」、多くの人を救い幸せに導いた「呑龍上人」、そして触れた箇所が良くなると言い伝えられている「おびんずる様」の像も大切に納められています。

お寺の周辺には風情ある蔵造りの街並みや、食べ歩きもできる菓子屋横丁などがあり参拝客や観光客で賑わっています。

蓮馨寺:施設概要

蓮馨寺は1549年(天文18年)に社会平和への祈りと、民衆の安らぎの場所として創建されました。

当時の川越城主の母である蓮馨大姉(れんけいだいし)が甥の高僧、感誉存貞上人(かんよぞんていしょうにん)を一人目の住職として置いたのが始まりです。

感誉存貞は秀れた才を持っていた人物で、その弟子たちも大変優れた僧侶として知られています。

Renkei-ji was founded for peace and the people in 1549.

The first chief priest at the temple is Saint "Kanyozontei".

He is the nephew of Renkei-Daishi who is mother of the Lord of Kawagoe.

He was known as a brilliant person and his disciples also were great Buddhist monk.

蓮馨寺の沿革や由緒

蓮馨寺

蓮馨寺の由緒には将軍家の徳川家との繋がりがあります。

開山の祖である感誉存貞の弟子にあたる存応上人(ぞんのうしょうにん)は、後に浄土宗本山である増上寺の第10世の住職にもなり、徳川家康のころから将軍家が檀家となっています。

蓮馨寺は関東十八檀林という18寺の僧侶の大学のひとつとして、徳川家の葵の家紋を掲げることさえも許されるほど信頼されていました。

徳川家の信頼も厚かった存応上人の直弟子の呑龍上人(どんりゅうしょうにん)も多くの人々から信仰を集める存在でした。

呑龍上人は地方をめぐり、ある時は干ばつで食べ物が得られず苦しむ地域に神力で雨を降らせたり、飢饉で困っていた農家の子供たちを預かって育てたり、たくさんの人々を救い幸せに導いてきました。

数百年がたった今でも呑龍上人のご利益にあやかろうと蓮馨寺の祈願所には多くの人が訪れています。

蓮馨寺のご本尊

すべての人を極楽浄土に導いてくれる仏様、阿弥陀如来が蓮馨寺のご本尊です。

蓮馨寺では、鎌倉時代に作られた阿弥陀如来像を安置しています。

ご本尊の阿弥陀如来をはじめとして、感誉上人(かんよしょうにん)、呑龍上人(どんりゅうしょうにん)、おびんずる様、そして七福神の福禄寿を祀っています。

小江戸川越七福神めぐり 第五番 福禄寿

小江戸川越七福神では第五番の福禄寿が祀られています。

福禄寿は中国の福星、録星、寿星の三星を神格化してできた三体一組の神様として信仰されてきました。

また、中国では南極星の化身とも言われてきました。

幸福の神様ですが、その幸福とは三徳といって子孫繁栄の福、財産に恵まれる封録、健康と長寿に恵まれることです。

福禄寿の文字はその3つの徳が合わさってできており、それぞれのご利益があると信じられています。

よく知られている姿は、背が低いおじいさんのようで、長い頭に長い髭、手には杖を持っています。

また傍には長寿を象徴する鶴がお供に描かれることが多いです。

蓮馨寺のご利益

阿弥陀如来は現世では人々の幸せを、最後には極楽浄土へと導いてくれる仏様です。

七福神の福禄寿は、長寿や健康、子宝、財産などのご利益があります。

蓮馨寺の見どころ

蓮馨寺には、川越大火を越えて伝統と歴史をつないできた文化財や、触った箇所が良くなるという仏様「おびんずる様」があります。

境内にはやきそば店や醤油だんごのお店、そして蓮馨寺周辺には食べ歩きができる菓子屋横丁もあり、見どころ、食べどころが詰まっています!

七福神めぐりの蓮馨寺から見立寺に行くまでの蔵造りの街並みもおすすめスポットとして知られています。

手水舎

手水舎

細やかで繊細な彫刻が美しい蓮馨寺の手水舎。

1893年(明治26年)に大きな被害を出した川越大火の炎によって、蓮馨寺のお堂や山門は焼失してしまいました。

しかし手水舎と鐘つき堂は大火からまぬがれ、現在まで伝統的な日本建築とその歴史を紡いでいます。

手水舎の銅板葺きの屋根の下には、躍動感ある鶴や亀などの木彫像が装飾されており、水鉢の龍頭は川越出身で彫刻家である橋下次郎氏の作製です。

参拝前に身を引き締めてくれそうな繊細さと荘厳さを兼ね備えた文化財です。

鐘つき堂

鐘つき堂

川越市の文化財として大切にされてきた鐘つき堂。

江戸時代、1695年(元禄8年)に作られて川越大火も越えてきた鐘楼のつり鐘です。

大晦日の除夜の鐘つきの他に、人々の幸せを祈り毎日午後3時に18回の鐘つきを行っています。

蓮馨寺境内のグルメ

蓮馨寺の境内には、小腹を満たすのにちょうど良い「太麺やきそば・まことや」と、「醤油だんご・松山商店」があります。

太麺やきそば・まことや

太麺やきそば・まことやは、ソースに絡んだもちもち食感の太麺が特徴のやきそば店で、お持ち帰りもできます。

醤油だんご・松山商店

醤油だんご・松山商店

醤油だんごの松山商店は、大正時代に創業してから地元の人や参拝者に親しまれてきました。

名物の焼きだんごをはじめ、ところてんやのり巻きなどもあり七福神めぐりの途中のパワーチャージにちょうど良いスポットです。

やきそばもおだんごも売り切れ次第閉店なので注意!

秋の七草 すすき

小江戸川越七福神めぐりのお寺は、各寺に秋の七草をそれぞれ持っています。

蓮馨寺の秋の七草はススキです。

ススキは尻尾の尾に花と書いて尾花とも言います。

これはススキの穂の形が獣の尻尾のようになっていることから、こう呼ばれるようになりました。

本堂の左に進むと将監地蔵尊(しょうげんじぞうそん)というお地蔵さまが安置されており、その辺りでススキの姿を見ることができます。

蔵造りの街並みと菓子屋横丁

蓮馨寺の境内ではなく、周辺のおすすめスポットとして蔵造りの街並みと菓子屋横丁があります。

七福神めぐりの第五番・蓮馨寺から次の第六番・見立寺へ行く途中は、これぞ小江戸といった雰囲気を感じられる蔵造りの建物が立ち並んでいます。

その蔵造りの街並みの中でも「一番街」の地区は重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、その中心的存在として川越のシンボル「時の鐘」があります。

時の鐘はおよそ400年前に創建されてから、幾度もの火災などで焼け落ちては建て替えを繰り返し今日まで時計台として時を人々に伝え続けてきました。

現在の鐘楼は明治時代に起きた川越大火のすぐ後に建てられたものです。

七福神めぐりのご朱印集めの色紙にも、この時の鐘が中心に描かれています。

その蔵造りの街並みを抜けると菓子屋横丁があります。

菓子屋横丁は明治初期からお菓子製造の町として栄えてきました。

ところどころ色鮮やかなガラスが輝く石畳の道に沿うように駄菓子屋などが立ち並び、昔懐かしい駄菓子やおまんじゅう、パンなど食欲をそそる匂いが広がっています。

食べ歩きをしたり、子供の頃を懐かしんだり、菓子屋横丁と蔵造りの街並みは外せないスポットです。

呑龍デー

七福神めぐりの縁日とはズレてしまいますが、蓮馨寺では毎月8日に呑龍デーという別の縁日が行われています。

蓮馨寺と関わりが深い呑龍上人(どんりゅうしょうにん)の縁日で、講釈や芸能、フリーマーケットなどのイベントが開かれます。

お守り・ご朱印について

蓮馨寺では七福神の福禄寿のご朱印(200円)と呑龍上人(300円)のご朱印をいただけます。

また安産祈願や厄除け、合格祈願などのお守りなども用意されています。

蓮馨寺のパワースポット・おびんずる様

おびんずる様

蓮馨寺には全身が真っ赤な姿の仏様がいます。

その仏様には不思議な力があると信じられており、ご利益を求めて多くの人が集まってきます。

蓮馨寺のパワースポット、仏様の名は「おびんずる様」です。おびんずる様は呑龍堂の正面にどっしりと座っています。

そのお体に触れば病気が治り、おびんずる様を触った部分が良くなると言われています。

おびんずる様は元はお釈迦さまの弟子として、インド中を訪れ人々を救うことを命じられていたそうです。

このことを由来として、お寺の中ではなく外で病やケガなどに悩む人々を迎え入れてくれています。

蓮馨寺の駐車場

蓮馨寺の駐車場

蓮馨寺の駐車場は境内に広い無料駐車場があります。

蓮馨寺のトイレ

蓮馨寺のトイレ

蓮馨寺のトイレは駐車場内にキレイなトイレがあります。

蓮馨寺:アクセス

川越市駅より徒歩10分・本川越駅より徒歩5分・川越駅東口市内バス神明町方面行きにて蓮馨寺前下車(バス7分)

蓮馨寺:各種情報

施設情報 蓮馨寺
住所 〒350-0066 埼玉県川越市連雀町7-1
電話番号 049-222-0043
駐車場 無料(境内に10台分ほど)
ウェブサイト 蓮馨寺HP

まとめ

蓮馨寺には長寿や健康、安産などのご利益がある七福神の福禄寿やパワースポットのおびんずる様などが祀られています。

福に関わること以外にも、川越大火を乗り越えた手水舎や鐘つき堂、周辺スポットの時の鐘や蔵造りの街並みなど歴史を感じる場所が多いのも特徴です。

蓮馨寺から見立寺へは徒歩10分ほどですが、七福神めぐりの途中休憩をかねても良いでしょう。

蓮馨寺境内の醤油だんごや、菓子屋横丁の川越名物さつまいもスイーツや駄菓子を食べ歩いたり、寄り道するのもおすすめ。

参拝と散策どちらも充実した時間を過ごせるエリアです。