薬師神社は、川越のシンボルとして有名な時の鐘の奥にある神社です。
この神社には薬師如来が祀られており、病気平癒、特に眼病を治してくれると言われています。
鐘つき通りに面しているので、神社にお参りをした後は蔵造りの街並みやグルメも楽しめるのが嬉しいですね。
この記事では、そんな川越の「薬師神社」についてご利益・見どころ・御朱印など気になる情報について写真付きでご紹介しています!
薬師神社:施設概要
薬師神社は、以前は「瑞光山医王院常蓮寺」という名前の寺でしたが、明治維新の折に現在の神社となりました。
明治26年に起きた川越大火により、時の鐘とともに薬師神社も焼失してしまいましたが、翌年に再建されています。
そして平成29年には耐震補強工事とともに復元工事も完了し、今の薬師神社の姿となっています。
この記事の目次
薬師神社の御祭神・ご利益
現在の薬師神社のご本尊として薬師如来の立像が祀られています。
薬師如来は現世に願いを叶えてくれる「現世利益」の仏さまということで、古くから多くの人々に信仰されてきました。
この如来像は、川越大火の翌年に行基菩薩により作られたといわれています。
薬師神社のご利益としては、五穀豊穣・家運隆昌・病気平癒などがありますが、中でも眼病に著しい効果があります。
薬師神社の見どころ
時の鐘
薬師神社の入口に、ひときわ高くそびえている建物が時の鐘です。
時の鐘の建造は約400年前といわれていますが、火災等で損傷することが多く、現在の櫓は明治26年の川越大火直後に再建されたものと伝えられています。
昔は人が鐘を撞いていましたが、現在は機械式のため一般客は登ることはできません。
1日に4回(6時・12時・15時・18時)に鐘の音が鳴りますので、その時間には薬師神社に訪れ耳を澄ませてみましょう。
その情緒溢れる音色は、平成8年に環境省の「残したい"日本の音風景100選"」に認定されています。
時の鐘について詳しく知りたい!という方はぜひ個別記事をご覧ください。
手水舎
薬師神社の参道の右側に手水舎があります。
神社にお参りをする前に心身を清めましょう。
金比羅宮
金比羅宮は金毘羅大権現とも呼ばれる神仏習合の神です。
薬師神社はもともと寺だったためか、境内に金比羅宮の石碑が置かれており、神仏習合の影響を感じることができます。
末社の稲荷神社
向かって右奥には末社である稲荷神社があり、出世・開運・合格に著しいご利益があるとされています。
大事な試験を控えている方や、これから出世したい!と考えている方はぜひ稲荷神社の方にも祈願をしてみてください。
「め」のデザインの絵馬
薬師神社は眼病にご利益があるといわれており、「め」「眼病平癒祈願」という文字が書かれた絵馬がたくさん掛けられています。
この「め」の絵馬は時の鐘の脇にある「福呂屋」「田中屋だんご店」にて販売されています。
4枚の御影石
御影石とは花崗岩のことで、丈夫で壊れにくいため古くから建材などに多く使用されてきた石です。
薬師神社の案内板の前に敷いてある4枚の御影石は、鏡山酒造跡地から出土したものだそう。
薬師神社の絵馬・お守り・御朱印
薬師神社には社務所がないため、御朱印はいただくことができません。
しかし、絵馬や御守は時の鐘の脇にある「福呂屋」「田中屋だんご店」にて販売されていますのでぜひ立ち寄ってみて下さい。
薬師神社:アクセス
- 西武新宿線「本川越駅」より徒歩13分
- 東武東上線・JR埼京線「川越駅」東口より徒歩25分
- 小江戸巡回バス「蔵の街」より徒歩1分
薬師神社:各種情報
施設情報 | 薬師神社 |
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住所 | 埼玉県川越市幸町15-8 |
電話番号 | 049-224-0551 |
料金 | 無料 |
営業時間 | 自由拝観 |
営業期間 | 自由拝観 |
駐車場 | 駐車場なし(徒歩圏内にタイムズ川越鐘つき通り駐車場有り/40分200円) |
ウェブサイト | 薬師神社HP |
まとめ
薬師神社は、時の鐘や川越の歴史を知るためには欠かせないスポットです。
時の鐘は川越のシンボルでもあるので、写真や遠目から見たことはあるという方は多いですが、実際に神社に入ってお参りすることで新しい川越の魅力を発見できます。
外から写真を撮るだけでなく、ぜひ神社にも入って参拝してみてください。