
昔ながらの駄菓子を販売する駄菓子屋さん。色とりどりの可愛らしいお菓子が並んでいる光景は、子どもだけでなく大人でも心躍りますよね。
そんな駄菓子屋さんばかりが集まる商店街が、小江戸川越にある「菓子屋横丁」です。
長さ80mほどの商店街に、なんと20件以上のお菓子屋さんが並んでいます。
かりんとう・ソフトクリーム・飴など様々なお菓子が販売されており、最近では食べ歩きスポットとしても人気ですよね。
この記事では、
- 菓子屋横丁の歴史
- 菓子屋横丁のおすすめ食べ歩き
- 菓子屋横丁のお土産
- 菓子屋横丁のアクセス・駐車場
菓子屋横丁の歴史
菓子屋横丁の誕生は、明治時代にまでさかのぼります。
菓子職人の鈴木藤左衛門が明治時代にこの横丁に訪れ、「松本屋」と言う菓子屋を営みます。
これが横町の始まりで、当時は飴などを主力商品として販売していました。
鈴木藤左衛門には多くの弟子がおり、その弟子が菓子屋ののれん分けをすることでこの横丁は菓子屋で栄えたのです。
大正時代から昭和の初期は菓子屋横丁の最盛期で、関東大震災の影響で他の菓子屋が菓子の供給を出来なくなったため東京に変わり菓子を製造するようになった時期もあります。
しかしながら近年では菓子製造を営むお店は十数件のみで、多くは駄菓子屋など既存商品を扱うお店が主になっています。
ですが、近年コミックスなどで駄菓子や和菓子がブームとなり、再度盛り上がりを見せているのがこの菓子屋横丁なのです。
菓子屋横丁のおすすめ食べ歩き
菓子屋横丁の食べ歩きは、芋チップス・芋けんぴ・芋ソフトなど、お芋のスイーツがおすすめです!
元々菓子屋横丁は飴細工が主な主力商品でしたが、そこにプラスする形で登場したのが川越名物の「サツマイモ」。
このサツマイモを使用した芋チップスや芋けんぴは、パリパリポリポリとした食感とお芋の黄金色の美しさがとても評判になっています。
特に芋けんぴについては昔ながらの飴細工で培った技術が応用されておりぜひ食べていただきたいお菓子です。
芋ソフトも店によって色や味が異なったり、芋けんぴや芋チップスがトッピングされていたりなど様々なので、ぜひ自分のお気に入りの一品を見つけてみましょう。
その他にも、ハッカ飴・組飴・玉飴・千歳飴といった飴も有名です。
金太郎飴等については、製造過程を見学することも可能です。
もちろん、これらは菓子職人である鈴木藤左衛門が得意とする飴細工の技術を使用して作られたものであるとされています。
その他にも横丁だんごなどのお団子、おまんじゅう、おせんべいなど様々な食べ歩きがあります!
気になるお店にふらっと立ち寄ってみるのも食べ歩きの楽しみの一つです。
菓子屋横丁のお土産
せっかく川越散策に来たのなら、身近な人にお土産を買っていきたいですよね。
菓子屋横丁のお土産は、「飴」がとても有名です。
菓子屋横丁の創始者である鈴木藤左衛門が得意とした商品の一つであることから、飴が有名なお土産として定着しました。
ニッキ飴・金太郎飴・細工された飴など様々な種類があり、職人さんが一から飴を手作りする様子を見学することも可能です。
また、川越と言ったら長~い「ふ菓子」も外せないですよね。
ふ菓子は、麩を黒糖に浸し味を染み込ませたお菓子で江戸自体には既に存在していました。
通常ふ菓子は小さな袋にパッケージされていることが多いですが、川越のふ菓子はなんと80~95cmもありとてもインパクトがあります!
飴や麩菓子には
- 大きなふ菓子や色とりどりの飴は見栄えがする
- 賞味期限が長く渡しやすい
といった利点があり、お土産として最適な商品です。
菓子屋横丁:車でのアクセス・駐車場
車で来た方は、菓子屋横丁の近くに有料駐車場があります。
- らくだプラザ菓子屋横町
- らくだプラザ菓子屋横丁No. 弐
- らくだプラザ川越元町1・2
などを利用しましょう。
らくだプラザNo. 弐の料金
- 平日:30分300円
- 土日祝:30分500円
ただし収容数が少ない駐車場もあるため、公共交通機関での来場が一番安心です。
菓子屋横丁:アクセス
電車では、
- 西武新宿線「本川越駅」徒歩16分
- 東武東上線・JR「川越駅」徒歩28分
- バス停「E15:菓子屋横丁」徒歩1分
です。(住所:埼玉県川越市元町2丁目)
すぐに向かいたいという方は本川越駅・川越駅から利用できる小江戸巡回バスを利用しましょう。乗車は1回200円で、バス停「E15:菓子屋横丁」で下車すれば目の前が菓子屋横丁です。
菓子屋横丁:各種情報
施設情報 | 菓子屋横丁 |
---|---|
住所 | 〒350-0062 埼玉県川越市元町2丁目 |
電話番号 | 049-222-5556(川越駅観光案内所) |
料金 | 入場無料 |
営業時間 | 10時~17時(店による) |
営業期間 | 入場はいつでも可能(営業期間はお店による) |
駐車場 | 有料(30分300円~) |
まとめ
お菓子職人が横町にやってきてのれん分けをすることで多くのお菓子屋さんが生まれた菓子屋横丁。
菓子屋横丁を歩きながらお菓子を味わうことで、小江戸川越の文化をを感じ取ることが出来るかと思います!
川越に興味のある方は、一度は訪れてほしい場所です。